FumitakeArano

コット、はじまりの夏のFumitakeAranoのレビュー・感想・評価

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)
4.6
可愛らしいひと夏の冒険ドラマかと思いきや、良い意味で裏切られた。
不安定な親の元で暮らしていたコットが、夏休みの間、親戚夫婦の元に預けられる。
リトリートの様な美しく安心のある環境にコットも少しずつ心が綻んでいく。
けれども、画面からは常に不穏で緊張した何かが伝わってくるのだ。
ラストシーンでコットが疾走。そのカタルシスが爆発し、僕の涙腺も爆発した。
もっと知られてほしい名作でした。