鉄の腕輪を幾重にも付けて両拳で戦うスタイル（鉄線拳）はカンフーハッスルにも登場しましたね。鉄線拳を知っているこちらとしては、なかなか鉄線拳が現れないことにやきもきさせられましたが、鉄線拳が生まれた経緯を描く部分も本作の主題だったみたい。最後には大活躍します。
蟲と毒を使う武術の一派「万蟲（ばんこ）宗」が人を意のままに操る離魂蟲（りこんこ）を用いて、武術界を統一しようと目論むのが物語のはじまり。蟲を笛で操るシーンや、逆に音によってそれを妨害するようなシーンがあって、これは少しファンタジーな雰囲気でした。ややチープさが目立ちます。ただ、鉄輪が互いにぶつかってガチャガチャ鳴ることを上手くアクションとして取り入れるための工夫だったのだと分かって、視聴後はまあ納得できたように思います。
