タイタニック：ジェームズ・キャメロン25周年3DリマスターのBCのネタバレレビュー・内容・結末

25年前の公開時は全然泣かなかったけど、
今回はウルッときたのは
当時の私は恋愛経験少なかったのと、単に歳をとったからなのだろうか？
それと、当時は前半の老ローズのシークエンスが冗長に感じたけど、今回はさほど長く感じなかったり。
当時の私は映画鑑賞歴浅かったけど、今は観慣れてきたからなのかともふと思ったり。

板に二人乗れなかったのか？
ローズは薄着なのに凍死しなかったのか？
よく言われているツッコミどころ以外にも
ジャックの身なりが清潔感ありすぎて貧乏人に見えなかったり、
ローズは風格ありすぎて17歳には見えなかったり（撮影当時のケイトは20代前半）、
水まみれの撮影なのにローズのメイクが崩れていなかったり、
とかやっぱ感じちゃうんだけど、
それを差し置いても名作だと実感させられてしまうのは
ジェームズ・キャメロンなら当時でもCG駆使出来ただろうに
水に関してはCGを使わず生水でキャスト達に体当たりで演技させ
恋愛はフィクション？であっても寓話的に貫徹せず
事故史実を元にした映画としてのリアリティをもたらしたこと。
それと、演奏家達が最後の最後まで演奏を続けた情の厚さは
特にわびさび情緒が根強い精神性の日本人受けするよね。

今ではオスカーを獲得した名優・名女優となり
ハリウッドに欠かせない大御所に大成したレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウインスレットの
若き日の美の最盛期をスクリーンに留めたという意味でも映画史において価値のある作品。