エターナル・サンシャインって知ってる？ 「知らない」と君が言う 時計の針が止まって見える俺たちのことだよ……
ボロボロです、優勝です。僕はきっと最後の2分間のことを忘れないし、忘れられないと思う。記憶と想いを過去にして閉じ込めた。だけど閉じ込めたとて、それ自体は消えることなく残っている。そして残っているから困るのだ。
今なにをしているかな？ 偶然か必然か、音信不通だったかつての初恋相手の近況がわかると聞いて、そして自分を探しているとしたら。思い出は思い出のままにしておいたほうが美しく、僕自身もそういう物語が好きだとしても、それを知りたくなってしまうのは当然だろう。そんな途中までは、未練タラタラな、少しのかけ違いで間に合わなかった男の物語かと思っていた。だけど彼女の結婚相手である男の登場から、一気に側面が強化されたというか、恋愛だけじゃなくて、もっと複雑な愛や因果や人生の話になる。離れて12年、オンラインから12年。もう36歳になったら無邪気に泣いて笑ってるだけじゃいられないよな。余計に辛くなってしまった。
ひとはきっと何を選んでも、選ばなかったもうひとつの道を想像し続けてしまうから。明日への希望と少しの諦観を込めて、選択した今に"運命"と名付けるのかもしれない。語られない過去、経過した時間。わからない間に変わったこと、変わっていないこと。だけど、変わってない部分を確認したところで、昔に戻れるわけではないんだよなァ。余白と距離感に溢れんばかりに詰められた情感が、あまりに切なくて泣いた。そして24年も会ってなくても会いたくなるようなひとがいる人生を、少しだけ羨ましくも思うのだった…。
さて、一応Facebookのプライバシー設定しとくか。(自意識過剰)(お前は心配無用だろ)
