なんだか評判が良さそうなのと、「LETO」で素敵だったユ・テオが出てるじゃん！というので観てきたけど…、私って「あの時こうしていれば」みたいなのがあんまりない人なんでした。
余白の多い作品なので、私も今でも会いたい人っているのかと考えてみたけど、昔の彼氏ってたいていしょうもないやつばっかだったし(自分もしょうもないやつだったし)、まあ今の旦那がいちばんマシでしょうという気持ちがあるので、「しっとりとした作品で悪くはないけど、私にはわからないな〜」と思いながら劇場を後にした。で、あれ？待てよ、あのふたりって小学校の頃の初恋だったよね、と気がついて、4年生の時に引越してしまった仲良しの男の子のことを思い出したらとたんに胸がキュッとなった。
ああそうか、自分の意思ではなく別れた淡い初恋、っていうところが大事なんだね。残念、これに気がついていればもっと浸れたかもしれないのに。遅いよ私。
