このレビューはネタバレを含みます
終始男にイライラした。ただ画がとても美しくてそれ故に切なく見えるカットばかりで見惚れたが、24年間、彼女作りながら一人の女を思い続けてる男がどうにも受け入れなくて。どこか落ち着いておらずうじうじとしてる男とは対照的な彼女。ステレオタイプな男女の構造が完全に入れ替わってる二人の関係性だと感じた。
後半、旦那と3人でバーに行くシーンでアメリカ人の旦那つまはじきにして韓国語で喋ったかと思えば、会計の時支払ってくれた旦那に「ごちそうさま」も言わねえなと普通に腹立つ。
ただ作中ところどころ、互いに口にできない本当に伝えたいことを、黙っている二人の”間”で表現していたりと演出は良いのになんとも惜しい映画。