このレビューはネタバレを含みます
別れたひと、疎遠になった友人のことを思い出した。イニョン。たとえ今また会えたとしても、今の自分に必要か、本当に合うかはわからないし。会っている間は、あのころを懐かしんだり、「結婚しなよ〜」とか人生のイベント全般の話はできるけど、果たしてそれって友だちなのか。お互いに惹かれていたとして、いまさら恋人になれるのか。現実的にちょっとむずかしいよね…
ラストの見送りシーンのたまらなさったらなかったなあ… 確実にこれからの人生を共にすることのない2人。
彼女には抱き留めてくれるひとがいて、よかったんじゃないかな。彼はようやく新しい時間を始められるのだろう。
縁が切れることが悲しいならば、いま周りにある縁のひとつひとつを手離さないよう大切にするしかない。でも、これも失ったことがあるから気づいたことだなあと思う。失ったことがないひとは気づけないんじゃないかな。
自分ではどうしようもない縁ってあるなあと、夜中ドライブしながら帰った。