このレビューはネタバレを含みます
他人に激しく勧められて鑑賞。
その為か、構えて観てしまったため、そこまで作品に入り込めず、巷で言われている様な感動は自分には無かった。
輪廻とか前世とか運命とか、そういうものを全く信じていないせいなのかも知れないが。
また、主人公に対して、男の顔面がストレートにカッコ良すぎる、というのも感情移入しづらかったのかも知れません。。。女性をあの顔あのキャラにするなら、男性はもっと別なキャスティングがあったのでは。。。女性の監督からしてみると、いつまでも初恋の女に拘るかまととぶった役には寧ろあの様な顔が良かったのかも。。。夫にはかなり好感が持てましたが。。。
しかし、初恋や色々と昔のことを思い出したり、妻の事を考えたり(この人との結婚でよかったのかどうか)、自分の人生に照らし合わせながら鑑賞できる、なかなか味わい深い作品であった。
最後のシーンで、階段まで出向いて妻を待っている夫がいるのだが、自分はその様な優しい人間・夫なのかどうか、考えさせられた。
撮影と音楽はかなり良かった。ラストショットも良かった。
しみったれてないシンプルな脚本と演出は好きです。テーマとメッセージも良い。人生には後悔やタラレバが沢山あり、折り合いのつかない事もつける事も。
カッコイイセリフも幾つか。
この作品が評価されているのは、映画界にとって良い事なのでは。
