このレビューはネタバレを含みます
男女が別れたその後を描く物語。
恋愛映画において、あまり別れたその後をそれぞれ描かれることってないなと思ったので気になって鑑賞。
まず、冒頭既にもう倦怠期というか、それぞれ男女共にもう別れてしまいそうな雰囲気から始まる。ここまでが描かれていない分、関係が見えずらいかと思ったが、よくある結婚や将来に対するズレだから見ていてすんなり入ってくる。
その後、お互いが別の男女に出会い、それぞれのその後を描いていくが、どこの国もなんか恋愛のあるあるって同じなのだなと共感して見ていられた。(でも女性の方ばかり不倫相手にさせれるのはちょっと納得いかなかったが...)
お互いほんとのお別れのシーンは結構好きだった。一瞬で2人でいた時の雰囲気に戻れるし、相手の現状が気になる感じとか、また会えそうな雰囲気で別れるのにもう2度と会うことのない感じが良かった。また、女性側が自分のやりたいことをまた始められているのも素晴らしい(ここで、男性とのことを描かないのが好印象だった)
最後のシーン。それぞれ自分の未来のために、互いのいない人生を送り、たまたま再び再会するが、男性が手を振り、女性がそれを見る視線の送り方やそこに何の感情もない感じがすごい現実的だった。
お別れがそこまで悲しみに満ちたものではなくて、それぞれの人生の一部でその後の人生が続いていくという明るい印象で面白かった。