「It's painful to watch, but it must be painful to watch」のセリフが表すように、終始見るに堪えない映像の連続だった。映像の世紀「世界は地獄を見た」を思い出した。
遺体を埋葬する市の職員の「どういう感情を感じるのが正解なんだ？」という言葉が特に印象的だった。
ただ、これはマリウポリ侵攻から陥落の86日間のうちの最初の20日間の記録のたった一部であり、これよりも悲惨な状況がこの後も続き、マリウポリだけでなく他の都市でも起こっていることは胸に留めておかなければならない。
90分もこのようなストレスフルな映像を見るにはかなり体力が要った。でも、戦争の生々しい資料映像を見たことがない人は一度は見るべき作品だと思う。
