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風の音とともに屋根裏で目覚めた主人公は記憶がぼやけていた。ポケットの便箋とかすれた記憶を頼りに家に向かう。しかし帰りながら物語が予想外に展開する…。主人公の記憶違い思い違いから動き出した物語か？ 辿られる記憶の中でひっくり返っていくオセロのような物語。本作は、現代の日本のカルト問題を、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロ』に照らし合わせて現代に改編する。原作の構成に加え、外部要因にそそのかされると共に、嫉妬や猜忌の念、疎外されることによる劣等感が真の原罪ではないか探究し表現したい。
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