人とコミュニケーションをとる事が苦手で絵を描く事が好きな女の子を描いた短編アニメーション作品。
絵を描くのは好きだけれど人に見せるのはイヤだっていう気持ち、よくわかります。
下手だって思われたり否定されたりすると自分の中の自由で好きな世界が矮小化されたり壊されたりする気がするから。
そうじゃなくても他人に見せた時点で、それは自分一人だけが知る自分だけの世界ではなくなってしまう気がするから。
でも“表現”っていうのは人に何かを伝えるために生まれた側面もあるわけで、それが人と人を繋ぐ事にも繋がります。
何かをつくり出すという行為は自分の内側の世界を広げ、外側にも世界を広げ、自分という中心点から内にも外にも広がっていく、それは丁度∞みたいな形をしているなぁとなんとなく思いました。