新人映画監督としてピンク映画を撮る事になった花子は、周囲のベテランたちの間で思うように映画が撮れず苦悩していた…というお話し。
80年代の熱気漂うアツい映画作り映画!
花子の視点からみると、理不尽に振り回されてどいつもこいつも!って感じてしまいます。
だけれど映画に関わる人達はそれぞれがそれぞれの分野のプロフェッショナル。
こだわりを持った人たちが集まればそりゃあ揉めるのは当然。
だけど、激しくぶつかり合い対立しても、良いモノを作るっていう見ているものは一緒。
総合芸術である映画を作るという事はやっぱり難しく大変ではありますが、だからこそ観る人の心を揺さぶる凄いものが生まれるんだなと改めて思いました。
映画を観る側は2時間前後それを鑑賞し、感想を好きに言ったりしますが、そこには多くの人達の熱や魂が込められているんですね。
資本主義社会では全ての頂点にお金があるけれど、ものづくりをする人達の熱や魂はお金では動かせない。
だからこそそこに人の本質があるのだと思うし、そこに人は命をかけられるのだと思います。