あああ

ブギーマンのあああのネタバレレビュー・内容・結末

ブギーマン(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

家族の絆vs陰湿な怪異。

ブギーマンとは元々、言うことを聞かない子供に対して「ブギーマンが来るぞ」と親が脅し文句に使う存在らしい。
一方、映画の中でブギーマンは精神的、現実的な闇に潜むと描かれている。そしてこの怪物と対峙することは自らの闇と向き合うことを意味していた。例えば長女は母の遺物を燃やしながら戦い、妹は暗闇の中を進んで行った場面が当てはまる。
映画の中でブギーマンがこのように描かれていたのは、親が子供を脅し文句でしつけることが子供と向き合わずに便利な言葉で逃げる行為だ、というメタファーになっているからでは無いだろうか。自分が抱えている課題を避けているとその影から新たな困難が湧き出てくる。その象徴としてブギーマンを表現したように思えた。
あああ

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