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コヴェナント/約束の救出のほにゃほにゃのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.7
covenant : 契約、誓い、約束、絆

ガイリチ監督、ジェイク・ギレンホール主演ということで、以前から期待してた作品。いざ鑑賞し終わってみると、想像以上の出来に感服。ガイリチらしからぬ題材である、実話に基づく系のヒューマンドラマとなっている今作だが、見て損はなく、むしろ得しかない。
めちゃくちゃ感動させられた

以下若干ネタバレアリ




キャッシュトラックと同様、初めから終わりまでやたらに重厚感のある音楽が流れており、常に緊迫感が漂っていたが、それがむしろ心地よかった。序盤、やや展開がトロく感じられたが、あとから考えるとそれも2人の関係性を描くために必要だった。
中盤、ビザ取得のためとはいえ、決してジョンを見捨てようとはせず命をかけて彼を運ぶアーメッドの勇姿にうるっと来る。また、逃走劇の最中、夕日のなか佇むジェイクの1枚画が美しすぎる。
そして終盤、受けた恩を仇で返そうとはせず、自らアーメッド救出のため再びアフガニスタンに向かうジョンの男らしさに胸を打たれる。自分も施されたら施し返すの精神を大切にしていきたい。
アクションシーンのカメラワークや場面の切り替えも上手く、大変満足。

もちろん言うまでもなくMVPはパーカー。助けに来るタイミング絶妙すぎた。自腹で空爆ヘリ飛ばしてくれるの男気エグス

ラスト、お互い何も言わず表情だけで語り合うところがよかった。

ジェイクの主演作でサウスポーの次に好きな作品。
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