9.11以降にアフガン派兵された米兵とアフガン人通訳の絆の物語。
義のもとに己の命を賭ける男たちの姿、こういう良い意味での男らしさ、マッチョイズムは好物よ。
映画はとある作戦で瀕死のキンリーを救うアーメッドと、その一件からタリバンのターゲットになってしまったアーメッドをアメリカへ逃がすために単身救出へと赴くキンリー、大きくこの二つのシークエンスに分かれている。
副題が約束の救出となっている割には前者に力を割きすぎて後半は若干駆け足になってる感が否めなかった。
こういう質を伴った作品なら無理に詰め込まずに尺伸ばしてもらって大歓迎なんだけどな。
アーメッドが整備士でキンリーは車屋をやってるって話から生還後にキンリーの店で働くアーメッドの絵まで想像がついてホクホクした。
エンドロールで何枚かの米兵と通訳の交流の写真が登場したけど、多くは目線やモザイクが入っている。
それの意味するところはこの作品のような英雄譚は実情とは違っていて、実際のところはビザの約束も履行されず今も脅かされている通訳者がほとんどということなんだろうな。
