早く観たかったのだけど、タリバンの攻撃は怖くて苦手なので、体調の良い休日昼間に鑑賞に行った。
米軍のキンリー曹長とアフガン人通訳アーメッド、爆発物製造工場を突き止めるが、タリバンに攻撃され部隊は二人を残して全滅する。逃げる二人を執拗にタリバンが追い、ギリギリの攻防戦。ついにキンリーも負傷する。
タリバンから逃げる場面もキツいが、ここからさらに厳しい。アーメッドはキンリーを運びながら、ひたすら山の中を 100 キロ進み続ける。
辛い道なき道を重い主人公を手作り担架や荷車で、キツイ坂を苦しみながら上ったり、辛すぎる・・。一人泣きながらも道を進んだアーメッドがたまらない。
遂に米軍の偵察隊に遭遇し、キンリーは妻子の待つアメリカへ帰るが、アーメッドと家族の渡米が叶わないばかりか、タリバンに狙われ行方不明と知る。そして、一人アフガンに渡り、救出を誓う。
アーメッドに再会して怒涛の時間。救出チームは待てないという判断は正しかった。淡々とした再会が静かに二人の絆を物語る。
その後の戦い、二人の絆の強さが言葉なくとも伝わってくる。
途中、観ているのも辛かったが、その過酷さが最後の大感動につながった。
ラスト感動度は今年一番だ。
飛行機の中でも無言、言葉はいらないという信頼関係がまた熱い。
アメリカが引き上げて協力してきたアフガン人通訳が多数殺された、という最後の字幕が胸を締め付けた。
