ガイ・リッチーは好きな監督だから、アーミーものはどう撮るのかなという期待があったけれど、エンタメとして素直に観れなかった。
曹長と通訳の2人のみにスポットがあてられていて、その場で戦死した仲間について一切触れていないのがなんだか嫌だった。
感動的な展開にしたかったのだろうが、この通訳のおっさんの体格では、180越えのガタイの良いアメ男を、ろくに飲み食いせず気力のみで100㌔山越えする事など出来ないのではと疑念がわく。
フィクションだとわかっていても感動は起きない。
足ばっちり撃たれとったけど、適切な処置も出来ず何日もそのままでいられるのか。
後遺症もなく治るもんなのか。
そしてこの流れ…さては
見せ場はアメリカブラボーだな?
颯爽と“天使” が飛んできて、人間を一掃する。
人殺しの機械が“天使” かぁ…
悪魔は何だろうな
エンドロールに、米軍が撤退して通訳数百人がタリバンに殺されたと飄々と載せてるけど、それはいいように使ってポイと見殺しにしたという事では。
殺るか殺られるかだけの戦争に正義などない。
ジェイク・ギレンホールは軍人感がなくて役に合ってないように思えた。
ガイ・リッチーにはシャーロック・ホームズの続編を録ってほしい。。