「強くないよ、強くなりたい」が印象に残った言葉です。
キーワードは「若さ」「純」「孤独」の3つ。
この映画が大阪芸大の方達の制作なので学生にとって等身大の社会問題としてある高校生の妊娠がテーマ。
序盤の彼氏に嫌われたらどうしようと悩み、誰にも相談しない様は若さを感じる。
次に何かを決断したり成し遂げようとする時は孤独である、むしろ孤独である必要があるとまで言えるのではないだろうか。
物語の後半で岬にて彼氏と彼女が話し合うシーンでは、色々と調べて考えて現実的に今は父親になれないと言う彼氏。それに対して産むことを決意した彼女。「先に大人になるね」と告げるシーンもまた女性ならではの強さを表していて良かった。
困難な問題は得てして複雑だけど、周りの人を頼りながらも自分自身の中にあるシンプルな想いを出すことを重要視している僕にとってシンプル=純が大事。
そして、もう学生でなくなってしまった僕たちは自分の子供が妊娠したor妊娠させてしまった時を考えるキッカケになる作品だと思う。その視点ではまだ消化しきれてないので今回はここまで。