経年変化

人形の経年変化のレビュー・感想・評価

人形(1968年製作の映画)
4.0
没落しつつある名門貴族の娘と財を築き上げた商人との恋情話を縦軸としながら『砂時計』とも通低する退廃美学への帰結。豪奢な衣装と調度品に囲まれた煌びやかな日常の中で、競走馬や決闘といったアクションがいいアクセントに。
散々ドリー&パンやってからの、娘と別れる際の被写体(列車)横移動に恍惚。

@東京都写真美術館