AppleTV+だけじゃもったいない
良作が揃ってるAppleTV+のなかでもこれは拾い物。一世を風靡したゲーム・テトリスのライセンス契約をめぐる実話を元にした上質なサスペンス。テトリスがソ連製だってことは知っていたが、そのライセンスをめぐってこんなスリリングな展開があったなんて。
「アルゴ」を彷彿とさせる終盤の脱出劇とかは流石に演出だとは思うけど、契約をめぐる駆け引きにソ連崩壊間際の混乱が合わさって、なかなかの見応え。主人公のヘンク・ロジャース(タロン・エガートン)は当時日本在住(奥さん役は長渕剛の娘)で、ゲームボーイを開発していた任天堂も関わっている話で、日本人としても興味深い。
おまけのメイキング映像に出てくる当人たちのコメントもいい。