東雲

テトリスの東雲のネタバレレビュー・内容・結末

テトリス(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

たかがゲーム、されどゲーム。というか歴史的大人気ゲーム?

あの有名なゲーム「テトリス」の販売権を巡って出版社とゲームメーカー、政府役人が繰り広げる競争を描いた作品。

テトリスの開発者がソ連の人だったことすら知らなかったし、どこからが脚色なのかわからないけど、ゲームの権利獲得のためにあれだけの物事が展開してたんだとしたら、いろんな意味ですごい。

政治的な策略と個人的な思惑と、ゲームへの情熱と金銭的欲望と。関わる者ほぼ全員が違う目的を持って交錯して。

最後は、まったく異なる文化で育った2人の間に、ゲームへの情熱を通じて芽生えた美しい友情で心温まるエンディング。

いい感じにユーモアがあって笑えるシーンも多かったし、サスペンス色強めと思ったらカーチェイスが繰り広げられたり、かなり楽しかった。

お気に入りのセリフは“It’s no time for American emotions!”笑

日本語のセリフとか日本的な要素はツッコミどころ満載だったけど、ゲーム的な演出とゲームの世界を引用した比喩はゲーマーじゃなくても楽しめた。
東雲

東雲