ヤマブキ

ザ・サイクルのヤマブキのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・サイクル(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

銃を持ってると勘違いで警察から撃たれて死んだ黒人の友人の死を無駄にしない為に、自分が警察になりシステムを変えようとする主人公だったが、ある事件で逃走してる犯人を追っている中、警察の自分も犯人が銃をもっていると勘違いし、銃殺してしまう。

遺族から責められ悲しんでる中、道端で一般人同士が銃の取り合いで揉み合い、犯人から銃を奪った黒人の少年が犯人を発砲する場面に遭遇する。主人公は、黒人少年に銃を向け対応していたが、少年に敵意がないのを知っていた為、銃を床に置こうと試みるも突然別の警察が現れ、主人公が後ろを振り向いた途端に誤って発砲され床に倒れるところでエンド。

最後の場面はどっちが撃ったか分からなかったが、銃の後ろの背景と物語の構成から考えて警察が撃ったと思われる。

銃社会の問題なのか、システムの問題なのか…少なくとも今回は人種差別の問題ではない事を表現されていた。むしろ最近の誇張しすぎた黒人差別主張を揶揄してるようにも感じた

この問題を解決する為には、警察になるべきだったのか、議員になるべきだったのか…この監督は映画監督になり問題提起する道を選んだようだ

なかなか考えさせられる問題。アメリカで銃社会を無くすことは不可能に近いので、発砲時に足を打ったり急所を外すシステムや訓練をしてはどうだろうか…または火薬式銃でなく電気銃などを使用する、接近戦ではスタンガンの活用などお金があるアメリカなら可能な気がする。あとは、銃利権の問題。このケースの場合は、銃を取り扱う場合は私服ではなく制服を活用するなどが必要と思われる。
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