お互いに惹かれ合い幸せな結婚をしたメラニーとビルだったが、数年後2人の関係には少しずつひびが入り始めていた。
そんな中、新居への引っ越しを目前に控えたある日、ビルはバラバラ死体として発見される。
果たして犯人は妻のメラニーなのか?…という実話を基にした作品。
テレビでよくやっている『衝撃事件ファイル』みたいな番組の再現ドラマ部分を一つにまとめたような作品。
あくまで事実を基にしたドラマ作品なので、作中で描かれている事の正確性も判らないし、逆に描かれていない重要な部分もあるかもしれないのでこの作品だけで真実を推測する事は難しいです。
だけれどこういった作品を観ていていつも感じるのが、人が人を裁く事の難しさ。
あらゆる可能性があるこの世で、他人に真実なんてものは中々判断出来るものではありません。
だけれど社会ではそれをしなければならない。
罪を犯した人物を見逃す訳にはいかない。
しかし犯人でない人を有罪にしてしまえば、何も悪い事をしていない人を投獄する事になり、真犯人に自由を与えてしまう。
これ以上の理不尽なんてありません。
じゃあ一般人で無関係の僕たちが出来る事はなんなのかと考えるとそれは、無責任な好奇心と憶測で人の人生を踏みにじらない事だと思います。