パワーネット

マグダレーナ・ヴィラガのパワーネットのネタバレレビュー・内容・結末

マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

男性用風俗を利用する話を聞くことも、そこで働く知り合いもいないのだが、男性もここまで無表情なものなんだろうか。基本的に全ての登場人物から感情が読み取れない。だからこそアイダの真っ黒なアイラインと、その無表情な顔から苦悶を感じる
自分がただ機械のように働くとき、じぶんがここにいない、つもりで働くとき、自分の目から焦点がなくなり、黒目が白目を覆い尽くす、真っ黒の目になってるのを感じる。
アイダが男に呼ばれるとき、名前と共に、キスをしてと付け加えられる。
アイダをアイダ、とただ呼ぶのはアイダ本人とクレア
殺人を犯すのはまた別の名前のない女性たち
風俗を利用する男のエンドロールのクレジットでは、全員がjohnであり、名前の前に番号が振られている
殺された男だけが、murderされた男となる
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