内省的な映画。
物語性はほとんどなく、登場人物に感情移入できるというものでもないので、映画を見ているというより静的な情景の連続を見ているという感じ。
情景にはこのサイトで出しているサムネの天使の羽を…
覆い被さる男の背中に主人公の顔が隠れる構図の反復
写された空間とは別の空間の、サイレン、「私がいる場所が好き。ここではない」などのセリフ等の音声による暗示。
執拗に嫌がる主人公の顔を写すセックス…
ブレインウォッシュ講義?
のあとのニナ・メンケス実践?編
「(男ども)
お前らが期待してるような
シーンは
絶対に見せてやんない!」
と言わんばかりに
主人公は男に
身体売ってる女なので
そりゃ…
表情のクローズアップ+長回しで『裁かるるジャンヌ』を思い出した。これまでの映画経験との対比から、映画の文法はいかに女性を扇状的に魅せるかに特化してたんだなと思い至らされる。キリストをうつし続ける緑の…
>>続きを読む凄く男性社会に対する怒りを感じる…!
この前に『ブレインウォッシュ〜』を見てて良かった。本作はひたすらに男性が一辺倒に描かれてて、監督の意図が分かんなかったら普通に嫌いになりそうだった笑
キリスト…
娼婦の、もう何も感じなくなった心でやるセックスを見た。
ジャンヌディエルマンの内容をもっと露出させた感じ。ジャンヌディエルマンの方はセリフがほぼ無く静かで観る人に任せてる感じがするが、こちらは意味…
娼婦のアイダが、最も幸せを感じるときは「わたしがここにいないとき」。
男と寝ることとダンスホールに行くことを繰り返す彼女の「ここじゃない場所」はどこなのだろう?と思っていたら、心の中だった。
そ…
ニナ・メンケス監督の長編第2作。
物語は、殺人の容疑をかけられて逮捕された娼婦アイダを主人公に据え、彼女が生きる残酷な現実世界と内なる心の世界を、退廃的で美しい映像で描き出す。メンケス監督の実妹テ…
7/16山形フォーラムで「マグダレーナ・ヴィラガ」を観てきました。
ストーリーはあってなきが如くでさまざまなカットの支離滅裂なつなぎで一人の娼婦の心を描いていたのかなと思いました。これは女性性の辛…
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