シネマテークたかさきにて、ニナ・メンケス特集上映で鑑賞。
本当は全作品観たかったけど、スケジュールの都合でこちらのみになってしまった。
あの天使の翼のカットが有名すぎる本作。
娼婦である主人公…
《虚無な時間の中で殺されゆく精神と犯され続ける身体》
ミニシアターに現れたニナメンケス監督リバイバル祭。彼女の初長編であり妹のティンカメンケスが主演を張ったこちらは、非常に才気走った一作になってた…
"male gaze"へのアンチテーゼとして描いているのかと思ったら、逆にどこまでも客体化された女性の映画だった。9名の"John"とのセックスは苦行で、ただの反復運動の波としてスクリーンに映る。ア…
>>続きを読むとにかく待たされる映画だった。画面内の人物は何かが始まったり終わったりするのを待ち続け、見る側もそれを待つ。時間感覚の無いシーンの並べ方、同じ行動や機械的な会話の繰り返しに、映される女性たちの心情を…
>>続きを読むシャンタルアケルマンの「ジャンヌディエルマン」を思い出した。
昔は仕事を見つけるのも大変で身体を売ることで生活して行くしかない人が今より沢山居たんだろうなと思った。
彼女の支離滅裂な発言、男がこ…
噛み合っているようないないような会話
対峙しているはずなのにお互いの存在や発言がそれぞれの行動に全く関与していないようにも見える登場人物たち
意味よりもむしろ美しさに重きを置かれているようなセリフた…
©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelos