『レベルが全然違うってこと?
……まだまだだな、私のPMS。』
自分の体なのに、自分でも
どうにもならない。
苦しみの中で暮らす2つの魂が
出逢い、お互いに出来ることが
あると気づき、それを行なう。
その様子を湿度、温度を上げない
まま描いている。
作品世界の空気感を完全に体現
した松村北斗の存在感。
早退した先輩の忘れものを届ける
為に自転車で彼女の家まで走る。
それだけで驚くほど色々な感情が
わたしの中を去来する。
そして職場に戻った彼の行動………。
終わったらサッサと退場派の私ですが
三宅監督の作品の静かなエピローグは
凄く好きで、今回も劇場が明るくなる
まで座っていましたね。
劇場鑑賞通算782本目。