ツネイシ

夜明けのすべてのツネイシのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.3

『レベルが全然違うってこと?
……まだまだだな、私のPMS。』


自分の体なのに、自分でも
どうにもならない。

苦しみの中で暮らす2つの魂が
出逢い、お互いに出来ることが
あると気づき、それを行なう。

その様子を湿度、温度を上げない
まま描いている。

作品世界の空気感を完全に体現
した松村北斗の存在感。

早退した先輩の忘れものを届ける
為に自転車で彼女の家まで走る。

それだけで驚くほど色々な感情が
わたしの中を去来する。

そして職場に戻った彼の行動………。

終わったらサッサと退場派の私ですが

三宅監督の作品の静かなエピローグは
凄く好きで、今回も劇場が明るくなる
まで座っていましたね。


劇場鑑賞通算782本目。
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