Ayaka

夜明けのすべてのAyakaのネタバレレビュー・内容・結末

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

山添君。元同僚や彼女からよく慕われていた過去が、通院に付き添ってもらう姿や電話をする姿から垣間見えて余計に辛かったけど、今過ごす場所がもっと息のしやすい場所になってほしいと願った。
藤沢さん。普段が穏やか過ぎる分、攻撃的になってしまう彼女の事情を知らない人には衝撃が大き過ぎる。でも人の事を想い生きれる素敵なお節介さんだともっと知られてほしいと、共感する場面が本当に多くあった。

恋人でも友達でもない、お互いを理解し助け合える、実現できたらどれほど素敵な関係性だろう。

私は藤沢さんの側の生きづらさを知る人間だから、キャスト先行で観に行くにはハードかなと思いながらも鑑賞。微笑ましい人間味のある登場人物ばかりで、あまりにも関わる皆んながいい人過ぎる。現実には簡単にはいかないと思うところもあったが、このテーマでも重たくなり過ぎず、皆んな何かしら抱え生きづらい世の中で頑張って生きている事を忘れたくないし、忘れられたくない。
心や体が健康な人がこれを観てどう感じるのか、全てが一律同じ症状ではないという事が伝わる機会に少しでもなれば。


ここからはファン視点_____
松村北斗が演じてきたナチュラルな役柄史上、最高を更新したと思う。周りをシャットアウトして生きていくのはもっと松村北斗"っぽい"が出てくるのかと思ったけど、全然山添くん。
地毛を切ると言うこともあってカットのシーンは宣伝時から話題になっていたけど、素敵に切っていただいて(?)萌音ちゃんとの再共演でとても微笑ましい、印象に残る大好きなシーンになった。あの瞬間だけは本気で笑っていたであろう自担が見れて嬉しかった(笑)個人的にはもう少しロングの姿を見てみたかったかな。
漫画でしか見かけない身長差がやっぱり心地良いふたりでした。
Ayaka

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