舞台挨拶LV付きで鑑賞。
監督やキャスト陣の、この作品に対する思いが聞けて良かったです。
パニック障害とPMSを扱った作品ではあるけれど、それを押し付けるわけでもなく、あくまで日常の中の一つとして描いていて、本当に日常を切り取ったような、ゆったりと時間が流れるとても素敵な作品でした。
16mmフィルムの独特の質感がとても好みで。
温かくて優しい手触りを感じました。
主演の2人は本当にその人物がそこで生きているかのような自然な演技で、生きづらさを抱えながらも互いに寄り添おうとする姿に心が救われるような気がした。
パニック障害の発作が出てしまうシーンでは本当に見てるこちらも苦しくなったし、PMSの症状が出てしまうシーンではなんとかして助けてあげたいって気持ちになった。
社長を初めとして栗田化学のみなさん優しい……こんな職場で働きたい……
エンドロールまで良き!!
シュークリームを断っていた山添くんが、職場の人たちにたい焼きを買ってくるようになったり、栗田化学のジャケットを羽織るようになってたり、そういう説明しすぎない、何気ない描写がすごく好きでした。
藤沢さんが山添くんの髪を切るシーンでは本当に地毛を切ったそうで、あそこで、今まで心を閉ざしてるかのように見てた山添くんがあんなに爆笑するんだ!っていうのも印象的だったし、劇場内でも笑いが起きてた。笑
そこから藤沢さんに心を開いていったんだなっていうのも伝わってくるしすごく良いシーンだったな。
最後にファン目線の話をすると、北斗七星が名前の由来になっている北斗くんが星をテーマに扱った作品に出ているのすごく素敵なことだなと。