けんくり

夜明けのすべてのけんくりのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
5.0
明けない夜の希望を描いた映画。

自分は同じような境遇ではないので、明けない夜は経験したことはない。でも人生における"夜"なら何度か経験したことがある。

夜じゃなければ行かなかった場所、夜じゃなければ出会えなかった人、夜じゃなければ考えなかったこと、夜だからこそできた決断。

色々思い出すことがあって、ラストのナレーションはドバドバ涙が溢れてきた。

相手の境遇を理解することは難しい。でも助けようとすることはできる。だから誰かの夜を終わらせる太陽にはなれないけど、その夜を照らす北極星くらいになろう。