ながの

夜明けのすべてのながののレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.5
PMSの女性とパニック障害の青年の日常映画。
本当にひたすら日常を映すだけ。
でも、それが最高にいい。
いつまでも観ていたくなる。

病気があるけど、それをしっかり日常の一部にしてる。
変に重く描かない。
かと言って軽くしてるわけでもない。
生活に溶け込ませてる。
だからこそ、この病の大変さがダイレクトに伝わってくる。

自分もパニック障害もってるので結構身につまされる部分も。

今はだいぶ良くなってきたけど、酷かったときは映画館も入れなかったなぁとか思い出してしまった。
今でも新幹線はのれなかったりする😢

べたべたせず、適度な距離感で優しい周りのみんなの描写といい、本当に優しい映画。

こういう映画観ると、邦画も捨てたもんじゃないよなぁと思わされる。

上白石萌音の演技が本当に素晴らしい。
発作起こるところの変化とか、本当にわずかな表情だけで感じさせてくれる。
こんなにいい役者だったのかぁ……。

エッチなシーンはなし。

2024年29本目

2024年劇場7本目
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