このレビューはネタバレを含みます
PMSもパニック障害も持たない自分は、この作品を第三者的目線で観ることになる。
この作品では周囲の環境は温かく、主人公二人に対する負の感情そのものは描かれない。でもそれは、どこか距離を取っていたり、あるいは対等な関係を気づいていないようにすら思えてしまった。
それと対照的に二人は、互いの病気を冗談として言い合ったりしながら、助け合いの関係を気づこうとし、それに反比例して物語は(比喩として)宇宙へ広がっていく。
綺麗事のようにも残酷なようにも感じたし、自分を投影してしまう作品だった。