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夜明けのすべてのricoのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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底抜けに優しい。ストーリーや登場人物の距離感だけでなく、フィルムの撮影、音楽までも柔らかくて角がなくて優しい。柔和な上白石萌音がはまり役でとても良い。演技力というより彼女本人の持ち味を活かした見事なキャスティングだと思う。プリングルスを流し込む姿が可愛い。妹尾まいこ氏の著作『そして、バトンは渡された』の後書きを上白石萌音が書いており激奨していたのが印象に記憶に残っていた。好きな作家原作の映画に出演できるなんて役者冥利に尽きるのではないかと勝手思っている。
作中の会話ででてくる「おじいちゃんたちが宇宙に行く映画」が『スペース・カウボーイ』だということはすぐにわかったが「親指で月を隠す映画」は見た記憶はあるがなんの映画なのかハッキリと思い出せなかった。どうやら『アポロ13』らしい。なぜか『キャスト・アウェイ』だった気がしてたが、トム・ハンクスの別の映画だった。ちなみにわたしは宇宙船内で宇宙生物に襲われる映画が好き
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