ひでを

夜明けのすべてのひでをのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.1
すごく好きな雰囲気で、優しく2人を見守るような映画でした。原作を分かりやすく、しかもタイトルまで思いを馳せることが出来るように作られていてさすがの三宅監督でした。

山添くん、原作だと恋人も友人も失った状態で転職せざるを得ない感じだったと記憶しているけど、本作は周りの人に恵まれていてこれはこれで救いがあって良かったと思う。(尺的にあの過程を紹介するのは辛いし…)ただ、本当にパニック障害が10年も続いている人たちには、その間ずっとそばで支えてくれる人や、理解ある職場に恵まれることは現実であるものなのだろうかと思った。障害の辛さから他人に強く当たってしまうことや、全てを投げ出したくなる時もあると思うが、自分はせめてそういったことに向き合える人間でありたい。

それにしても、藤沢さんと山添くんの2人がハマり役すぎて素晴らしかった。
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