このレビューはネタバレを含みます
じんわり心に効く
漢方薬のような映画でした
PMS(月経前症候群)を患っている藤沢さん(上白石萌音)は
生理前に感情がコントロールできず不安定になる。
新卒で入社した会社では、PMSの影響で失敗して退職した
次に入社した会社はずっと小さいが、お昼休みにテーブルを囲んでご飯を食べたり、お菓子を分け合うとても居心地が良い会社
そこで出会ったのが無愛想な同僚、山添くん。彼も悩みを抱えていた
ーお互いに友情も恋も感じてないけれど、
おせっかい者同士、自分の病気は治せなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる
生きるのが少し楽になる、心に優しい物語ー
移動式プラネタリウムのイベントに向けて
2人で協力する姿や、相手を助けようとするお互いの行動に自然と笑顔になったり
緩くも確かにあるふたりの絆に、
前職の上司の温かい眼差しに、会社の人たちの理解ある行動に泣きました
社長の弟さんの残した
カセットテープの音声や
夜についてのメモが特に印象に残りました
エンドロールもあたたかくて
とても良かった
観られてよかったです