たくや

夜明けのすべてのたくやのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
3.8
優しさに溢れたセラピー映画。
出てくる人たち、みんな優しいのよー。
たまにはこーいう世界も良いな。
※普段血みどろばっかり観てるので。笑


パニック障害の男性とPMS(月経前症候群)を抱える女性。それぞれ、生きづらさを感じるふたりが出会い、互いに乗り越えよとするストーリー。

恋愛というより友情に近い、二人の関係性や距離感が良い。
二人が仕事を通して、互いに協力するのがワクワクする。
彼らの仕事は子供向けのプラネタリウムをつくる、星座を知ってもらうために。これがタイトルの“夜明け”にも繋がっていく。この展開が素敵だったなー。

あと、ラストの達成感も最高。
目まぐるしく変化する今の世界にとっては小さな事だろうけど、彼らにとっては大きな変化を与える出来事だった。


邦画らしい独特な雰囲気と16mm撮影がマッチしてて、なんとなく心地よいシーンの連続だった。


この作品、めちゃくちゃ良いな!って感じではなく、本当に居心地が良い。

今回をきっかけに、他にも良い邦画をもっと観てみようと思った!
たくや

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