大きく深呼吸をさせてくれるまるで精神安定剤のような作品。
特別ドラマティックな展開はないからこそ自然で、もしかしたらたまに見かけるあの辺に山添くん達がいるのかな?なんてそんな気持ちになるほど身近に感じる柔らかい心地良さがあった。だからこそ人と人との些細な心の触れ合いがじんわりと心を温かくする素敵な作品だった。
原作で描かれている光の描写がとても美しく魅力的に感じていたのだが、映像でもその美しさがしっかりと写実されていてぽかぽかと温かい光がまた心を柔らかくしてくれた気がした。
心の動きを繊細に表現する松村北斗さんのお芝居が本当に素晴らしくて、こういった役をもっともっと見たいと思った。素晴らしかった。