マナブキモト

夜明けのすべてのマナブキモトのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.5
生きづらさを抱えながら人々。彼ら一人一人が繋がることで居場所を見出す話。
生理前症候群とパニック症候群。「正常」から外れてしまい生きづらさを抱えた二人が勤務する町工場。有用性だけでなく、人を人間として扱ってくれるる理想郷のような職場で二人は出会う。ここでの人々のやりとりが、二人にとっての「夜明け」をもたらす。
劇中に使われているプラネタリウム。二人や周りの人々の関係性は、微かに光る星が線で繋がれ、やがて星座になり、物語が紡がられ始める。
北村真斗と上白石萌音の二人が良いのはいうまでもない。彼らを見守る光石研、渋川清彦たちの眼差しの暖かいこと。
今年の邦画一位決まったかも。
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