シネマ太陽函館で観ました。
今作のようなミニシアター系ドラマを、函館の大きな映画館でやるのは珍しい。
周りは女子学生ばっかり。
みなさん、松村北斗さん目当てだったんですね。
松村北斗さんが入り口だとしても、
ティーンの心に何か大事なことを残した作品だったと存じます。
上白石萌音と松村北斗のW主演。
美男美女2人の恋愛ストーリーではありません。
優しい気持ちになれる作品でした。
令和の時代の仕事論にも関わってます。
月経前症候群(PMS)についても、さりげなく教えてもらった感じ。
主人公は、とても実在感があるなぁと思いましたら、、、
それもそのはず、原作者の瀬尾まいこ氏はパニック障害で、ほぼ症状が同じ。
しかも、塩ラーメンを食べていて、初めて発作を起こした点も、全く一致しているとのこと。
〔それ以来、瀬尾まいこ氏は、塩ラーメンを怖くて食べられなくなったといいます〕
自分のことは気づけないけれど、お互い2人が、人の不調は気づけるという描写が良かったです。
栗田科学の社長(光石研)が、主人公達を自然に気遣ってくれる理由も次第に分かってきます。
社長は、弟を自死で亡くしていたのでした。
栗田科学の同僚達も、程よい距離感で接してくれるのはそういうわけか。
また、実姉が過労死していたので、元の上司(渋川清彦)も、これもまた程よく見守っていてくれる。
イケイケ風の元同僚達が、プラネタリウムショーに来てくれてたのが何気に素敵でした。
飲み会への誘いはうざかったけれど、表面的ではなくて、本当に気にしてくれたんですね。