このレビューはネタバレを含みます
評判通りよかった。主人公たちにはPMSとパニック障害という名前のついた生きづらさがあるけど名前のついていない生きづらさを感じている人たちもたくさんいると思う。最近人はそれぞれの地獄を生きているということを感じてて調べてみたら古代ローマの人が「人はそれぞれの地獄を背負う」って言ってたみたい。今の時代は個性を尊重して個人主義の時代とも言われるけど行き過ぎた権利の「尊重」のため受け入れられやすくもあるし拒絶もされてしまう。この映画をみて他人を尊重するということのあるべき姿というか理想の形を見た気がする。他人に優しくなれないときはこの映画を思い出したい。