カメラ、編集、音楽は最高にいい！
全く飽きのこない演出で、テニスの試合シーンは迫力があるのはもちろんのこと、ストーリーに沿ったカメラワークが施されているのを感じ、脱帽でした。テクノポップな音楽も、作品のクライマックスで効果的に使われていて、観客を作品へのめり込ませる重要な役割を果たしていました。
めちゃくちゃのめり込んで鑑賞してしまった気がします。
構成的には3人の愛憎の行方を、パトリックvsアート戦の勝敗と並行して追うという感じです。そのためテニスの試合自体の加熱性が、映画全編を程よくヒートアップさせている点も、観る側の高揚感が高まるいいポイントでした。
ただ、登場する3人の考えが全然読めなかったです。何考えているかを読み解くのが結構むずい。
ゼンデイヤの魅力は爆発していたと思います。本作の彼女の妖気はかなり魅力的で、主役にふさわしいものだったと言えると思います。
一回整理してもう一回見たくなる作品でした！
