クリムゾンキング

Venus(原題)のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

Venus(原題)(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クラブからいけないお薬を盗んだダンサーのルシアは太ももを切りつけられてやばいので疎遠の姉ロシオの住むマンションへ逃げ込む。だけど姉は「このマンション嫌なのよー!」と娘を置いて出ていく勢い、朝起きたら娘(姪)と2人きりだったので色々探し回るけど見つからないので上の階のババア軍団+クソガキンチョの誕生パーティに行ったりするのだけど実はサスペリアも真っ青の熟女魔女で日蝕を機に姪を使って触手ぬるぬるの邪神を現界させようとしているのであった!!

ラヴクラフトの「魔女の家の夢」を元にしてるというけれどぶっちゃけ「上の階に魔女リーヌ様が住んでる」「子供を生贄にされる」くらいでほとんど気にしなくていいレベルw

前半は結構ゆっくり目で話は進むけど不気味なマンション内の雰囲気とかなかなかよく切りつけられた太ももの傷とかそこからGがウリウリ這い出てくるところとか手のひらの傷とかちょっと痛そうなシーンでいいアクセントになってる。

と思ってると後半一気にアクセル全開できてよくわからない怪物に頭部破砕されたりナイフで刺された腹の傷をダメ押しとばかりにウリウリと切り上げたり、挙句年端も行かない少女に触手がヌルヌル絡んでいこうとするなんとも不謹慎な映像がてんこ盛り、主人公も「いやもう死ぬだろwww」というくらい傷つきながら可愛い姪っ子を奪還しにいくくだりとかなかなかアツい。

血まみれになるにつれてどんどん綺麗になる主人公と可愛い姪っ子となかなかのグロテスクゲロゲロ具合で面白い作品だった。