Ren

AIR/エアのRenのレビュー・感想・評価

AIR/エア(2023年製作の映画)
4.8
【Air】
(通算 : 870作目、2023年 : 35作目)



■総合評価
演出   ★★★★★
ストーリー★★★★★
キャスト ★★★★★
音楽   ★★★★★
映像   ★★★★☆
おすすめ度★★★★★



■key words
(長文の“key words”で申し訳ございません!
心に残るフレーズがたくさんあったため書かせていただきました。
本映画を全て見たら、下記の名言の素晴らしさを理解していただけると思います、!)



“スポーツ史上最高の改革者”

“プロセスより結果が全て。ルールに逆らえ。”

「靴や契約金なんて重要じゃない。
いくら稼いでも不朽の名声は買えない。
君の目を見て未来を話そう。
高校時代はチームを外されたが、NBAへの夢を叶えチャンピオンになる。
アメリカ人が大好きな物語だ。
人々は君を祭り上げるに違いない。
偉大でかつてないものを愛するから。
君はありもしない存在になり世界を変える。
だが人々は君を絶頂まで持ち上げて、
一気に引き摺り下ろす。それが世の中の常だ。
虚像をまとえばそれを続ける努力がいる。
毎日休みなくだ。
そういうことが何度も繰り返される。
真実を話そう。
君は攻撃され裏切られ暴露され恥をかく。
それでも生き残る。
大勢が高みに登り、降る時に破滅する。
なぜならそこには真の孤独があるから。
さあ、君はどうする?
苦難を乗り越える意思を呼び起こせるか?
君は何者だ?
それが君の人生を決める質問だ。
すでに答えを知ってるだろう。
だからここにいる。
靴はただの靴だ。
だが誰かが履いた時、意味が生まれる。
人々はその偉大さに触れたがる。
自分のためではなく人々のために履いてほしい。ここの誰もが命が尽きれば忘れられる。
でも君だけは永遠に記憶にとどまる。
不滅のものがあるからだ。
君はマイケルジョーダン、
君の物語は人々を飛び立たせる。」

「靴はただの靴よ。息子が履くまでは。」

「何だ、どうした?」
「ダメだった。」
「母親から電話が来たと。」
「さらに条件を求められた。すまない。」
「カネか?」
「靴の収益から一部を分けろと。」
「残念だ。」
「本当にすまない。」
「クソ、やるべきだ。彼を信じてるんだよな?」
「もちろんだ。」
「バスケの師(グル)を信じよう。」
「役員会が許すわけない。君の立場が悪くなる。解任されるぞ。」
「君の見込み通りならら彼はナイキ創設以来の逸材だ。役員会は任せろ。」
「大きな賭けだ。」
「“ルールを破れば名が残る”。契約しろ。」
「ソニー、こうして起業した。」
「分かるよ」



■感想
マイケルジョーダンとNIKEの契約、そしてエアジョーダン誕生の舞台裏を描いた作品。

NIKEのソニーやCEOのフィルナイト 、そしてマイケルジョーダンの母親であるデロリスジョーダンにこんな秘話があったなんて、、。それが見事に映画化されたことは本当に素晴らしい。

また、【Shoe Dog】を読んでるからこそ、フィルナイトの立場にも感情移入できたし、フィルナイトとソニーの絆はウルッとくるものがあった。



NIKEのバスケ部が、チーム解散の危機を乗り越えながら、同僚の仲間たちでなんだかんだ協力しあっていく姿が印象的。そして最後の契約を勝ち取った後のベンアフレックとマットデイモンの2人のシーンは格別だった!

母親役のヴィオラデイヴィスとソニーの関係も良かった。本当に全てが良かった!



最初のオープニングの、80、90年代を当時の映像や映画で振り返るシーンから、すでに最高だった!
そして作品全体を通してBGMがオールドチックで最高すぎる!

作品全体を通して、あえてマイケルジョーダン役の人を映さないのも良かった!



ぜひ一度は見ていただきたい作品!



■キャスト
【グッドウィルハンティング】を思い起こさせる
マッドデイモンとベンアフレックの再共演。本当に胸熱で感動した!
ヴィオラディヴィスやジェイソンベイトマン、クリスタッカーの配役まで完璧!
Ren

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