夜行列車に乗ったカリート

AIR/エアの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

AIR/エア(2023年製作の映画)
2.8
ベン・アフレック監督作
NIKEエアジョーダンの誕生ストーリーを映像化した、サクセスムービー

バスケシューズで他社から引き離されているNIKE。その建て直しのため、マイケル・ジョーダンと契約しようと、主人公ソニーが奔走する話。

NIKEのストーリーというより、ソニーの映画でしたね。

既に大企業であるNIKEは、バスケ部門でリスクを負いたくない。ただ建て直しはしたい、という状況。
会社から資金面で反対される中、どうしてもマイケルと契約しなければ!というのは、NIKEではなくて、主人公ソニーだったんですね…。

ソニーの情熱は良かったです。革新的な着眼点だった、というのも良かったです。
ただ、マイケル自身の信念があまり描かれておらず、映画としてはソニーの自伝のように収まっていました。
なので、ソニーが上昇して着地していく様子を、ずっと見ているような感覚です。

我々はエアジョーダン成立を既に知っているので、映画に緊張感がないんですよ。

誰もが知っているエアジョーダン、その誕生にこんな事があったんだなぁ…というくらいの映画でした。

久しぶりにクリスタッカーが見れたのは良かったです。