「天才たけしの元気が出るテレビ！！」でディレクターデビューしたタカハタ秀太監督が北野武の恋愛小説を映画化した作品です。
監督はちょっと前にXでジャニーズ事務所の問題に対して意見して炎上したりしていて、なんかちょっと観る気も萎えましたが、仕事終わりのちょうどいい時間の上映があったので観て来ました。
観る前のネガティブな気分がふっとぶほど、物語を楽しみました。
展開は昭和だったらありがちなプラトニックなラブストーリーですが、誰もスマホを持つ時代にこの設定を持ち込むことで一周回って新鮮に見えました。
二宮さん、波瑠さんが役柄にぴったりで、いい大人が不自然なまでに清い交際をしているのもこの二人だから違和感なく演じられた気がします。いい大人が昔の中学生みたいな交際をしている様はなかなか楽しいものです。
年輩な人には懐かしく、Z世代には目新しいタイプの恋愛映画になっているのではと思います。
