《お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ》
◎76点
監督: タカハタ秀太。
脚本: 港 岳彦。
原作: ビートたけし。未読。
【あらすじ】
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。
携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。
喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束をする。二人で積み重ねるかけがえのない時間…。
現代では、携帯電話があればいつでも連絡が取れる。
約束した時間に相手が来なかったらすぐ電話やLINEなどで連絡をすることができる。
便利な世の中になったが、私がまだ若い頃には携帯電話はなく、家電や公衆電話しかなかった。
彼氏の家に電話する時はすごく緊張したのを覚えている。
本作で、連絡先を交換せず曜日と場所だけで会う約束をする二人を見てもどかしさも感じたけど、その日を待ち遠しく感じたり、会いたい気持ちが募ったり、気軽に連絡できる状況よりも想いが強くなる気がした。
携帯電話がない時代の事をふと思った。
突然姿を消したみゆきに起こった出来事。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。
愛する人を想い続ける悟の姿に涙した。
みゆきの現状を知ってそれでも寄り添う悟の愛情の深さに泣けました。
ビートたけしさんの原作で、ラブストーリーということで興味がわき観ました。
少し展開が読めたけど、楽しめました♪
劇場鑑賞数 #124
2023鑑賞数 #138