filmarksのスコアが低くて心配だったけど結構しっかり楽しめた作品。
絵作りは韓国っぽいんだけど内容はしっかりJホラー(というかリング)。
なのでかなり見慣れた内容ではあるんだけどやっぱこういうのでいいんだよっていうのを感じた。
最近村やら島やらでやたらと動画配信者が出てきたり妙に現代を意識しすぎた内容が多かった中、記者がしっかり呪いの真相を追求していくっていうのは見てて安心感がある。
一方で暗闇からカメラの顔認証が徐々に迫ってきたりと新しい表現があって楽しめた。
それと個人的に好きなのは大勢の子どもの叫び声。
子どもがふざけて「キャー」って叫ぶのを聞くと何だか不快感を感じると思うんだけどあれを大勢で一斉にやられた時の不快感と気持ち悪さは(そういう演出を見つけたという意味で)すごいなと思った。
最近ジャンプスケア＝よくないみたいな風潮があるけど個人的にはガンガンやって新しい表現が出てきて欲しい。
少し話は逸れるが、女神の継承の監視カメラでジャンプスケアやられた時なんて怖すぎてちょっと劇場出ようかなと思ったくらいにはゾクゾクできた。
本作は確かにそこまで怖いジャンプスケアはないものの、お！と思うような演出はあったのであまり毛嫌いせずに見て欲しいと思った。
今回脚本ではあるがモキュメンタリーホラーじゃない白石晃士監督作品を見るのはなかなか久しぶりだった&楽しめたので今後もさらに期待したい。
