Soichiro

変な家のSoichiroのネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

変な家は動画が話題になり始めた当時に視聴して、その後書籍も全部読むくらいには雨穴さんのファン。
正直まぁ雨穴さんのファンじゃなかったらぼちぼち楽しめるのかなぁでも明らかにおかしいシーン多いしなぁって感じで評価に困る作品。

物語前半は原作から改変しつつも割とうまいこと話展開してるのかなと思った
(無駄なホラー演出が多いのは置いといて)

明らかにおかしくなるのは片渕家の村に行くあたりから。
まずいきなり呪詛みが強くなる。
なんか薄暗い村に赤い札みたいなのがぴらぴらぶら下がっててダークソウルみたいな刺股持った村人が主人公たちを監視してんのね。
小説でも村の存在自体は出てくるんだけどこんなおどろおどろしい描写ないから急な方向転換で違和感がすごい。
村に入って左手供養に巻き込まれてる時もなんか黄龍の村みたいな胡散臭い村人が出てくるし何見せられてるんだろ感。
なんかおばあちゃんチェンソーで襲ってくるし。
高嶋政伸も「この家の資産が目的だよ」とか言って襲ってきてたたけど資産ないだろこの家。
刺股持った村人がいるような村だぞ。

主人公が家帰った後もなぜかウジが湧いてるやばいエリアあるし。
お前内見してないんかっていうかそのカーテンめくったことないんかってもうずっと変。
元々ミステリーなのにめっちゃ安っぽいホラー入れてくる。

パンフレット見たら監督がゾンビものをずっと撮りたかったから念願叶ったとか言っちゃっててもう入りから間違えてんじゃんってなった。
変な家をどう読み取ったらこれでその念願叶うことになんのって。
もうちょっとちゃんと原作の雰囲気リスペクトしてほしい。

美術も絶妙に雨穴さんから外したホラーっぽい仮面になっててイヤイヤ違う違う普通にやってくれたらいいのってなった。

変な絵と変な家2がまだ小説のネタとしては残ってるけどやるとしたら別の監督に撮って欲しい。
Soichiro

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