序盤、気がつけたら怖いだろうなというシーンが暗すぎて全く気がつけず、
わざとなのか？！とも思ったが、怖いものというのは観ている人間が気がつくことで初めて怖くなるものかと思うので開始時点で少々不安になった。
が、そんな不安はなんのそので、主人公のナヨンがある程度取材を進めていくと出るわ出るわ。
良くも悪くもこちらが期待した通りのポイントで幽霊が出てきてくれるので、鳥肌が立つような恐怖はないが、「はいはい、ここでお化けドーン！ね」と初見でも安心して観られる仕様になっていた。
最近はここまでベタなジャンプスケア(なのか？)もあまりないように思えるので、こちらに振り切っているのには好感が持てた。
ストーリーが進んでいくなかで、こうなってしまった因縁や起こった事象に説明がついていくのだが、わかっていく過程はかなりテンポよく、情報の取捨選択が上手くなされ、約80分の尺にとても綺麗にまとまっている。
ただ、そんな細かいことはどうでもいいのだ！ということなのかもしれないが、
死ぬ順番や呪いに侵食されるスピードなどに個人差があって、そこまでの理由等はすごく整合性が取れているのでこの雑さが個人的にはかなり気になってしまった...
ただまぁ、ここしばらく、お化けでてくるかな〜！と思ったらヒトコワだったり悪魔崇拝だったりとThe幽霊！！！な映画を観られていなかったから、お化けが脅かしてくる映画を観られたので良しとする。
